日本郵政グループ2023(令和5)年3月期決算
2023.06.15
日本郵政グループは5月15日、2023(令和5)年3月期決算を発表した。グループ連結ベースの経常収益は主に日本郵便とかんぽ生命の減収を受け、前期比1261億円減(前期比1・1%減)の11兆1385億円。経常利益は前期比3339億円減(同33・7%減)の6574億円、当期純利益は前期比706億円減(同14・1%減)の4310億円となり、2015(平成27)年の上場以来最高益だった前期に比べると減益だが、前々期(21年3月期、4182億円)と比べると3%増。通期業績予想(当期純利益4000億円)に対する達成率は、107.8%となった。
通期業績予想(当期純利益)の達成率は107.8%
24年3月期の業績予想は、ゆうちょ銀行株式の2次売り出しに伴う持分比率の低下(89%→60%)を主因に、当期純利益を前期比1910億円減の2400億円と想定。株主配当は年間50円を維持し、株主還元強化と資本効率向上を目的に3000億円を上限とした自己株式の取得を実施する。