第90回郵政記念日中央式典から 浮島智子 衆議院総務委員長

2023.05.23

 1871(明治4)年に官営事業として始まった郵政事業は、全国津々浦々に巡らされた郵便局ネットワークを通じて、長年にわたり国民生活に必要不可欠なサービスを提供し、我が国の社会経済の発展に重要な役割を果たしてきた。日本郵政グループの状況は変化しているが、ユニバーサルサービスとしての郵便・貯金・保険の重要性は、いささかも変わっていないと確信する。

信頼される社員がいる強み生かして

 安心・信頼を礎とし、民間企業としての創造性、効率性を最大限発揮しつつ、地域のお客さまの生活を支援し、お客さまと社員の幸せを目指している。そうした日本郵政グループの経営理念を具現化し、地域を支える基盤となる「共創プラットフォーム」の実現を強く念願する。
 約2万4000の郵便局ネットワークや、地域において信頼される社員がおられるという強みを生かし、デジタル化の進展した社会においても、事業を通じて地域のコミュニティーの形成支援、防災・減災への取り組みなど、持続可能なまちづくりに貢献していくことを願ってやまない。衆議院総務委員会は郵便事業について、長年にわたり真摯に議論を行ってきた。これからも郵政事業のますますの発展のためにお力添えをさせていただきたい。
(顔写真は官邸HP転載転載)