山内民営化委員長 郵便局はデジタルとリアルの接点
2023.05.05
郵政民営化委員会の山内弘隆委員長は3月23日の委員会後の記者会見で、かんぽ生命の子会社の認可申請に関する意見募集の結果を報告。「ある委員から『人材をどのように確保してくるのか』との質問があり、かんぽ生命から『知識・経験のある人材をファンドマネジャー等で確保している。ベンチャー出資を経験した人材がおり、社長に置きたいと考えている』との回答があった」と紹介した。
「お客さまや社員の声を吸い上げ、改善状況を社員と共有」
また、「日本郵政グループのコンプライアンス遵守の状況について複数の委員から、『お客さまや社員の声を吸い上げ、どう改善したのかを明示し、社員と共有すると良い方向に向かうのでは』との指摘があった」と報告した。
郵湧新報の「金融サービスがスマホで完結する時代に、郵便局の来局者をどう確保するべきか」との質問に対し、「デジタルとリアルの接点をいかに埋めていくかというところに郵便局の存在意義や価値があり、魅力になっていく」と強調した。