近畿地方郵便局長会 新会員研修

2025.07.26

 近畿地方郵便局長会(織田恭平会長/全特理事/竹野)は6月14日、大阪コロナホテルで新会員研修を開催した。講話では、150年以上の歴史を刻む特定局長制度の地域貢献の魂をはじめ、積極的に地域とつながりを深め、誇りや使命の大切さなどを伝授。161人の新会員らが熱心に耳を傾け、意見交換や先輩局長(寛山学局長/高槻天神、中川優也局長/阪南和泉鳥取)の体験談を心に刻んだ。

「一人」の行動から未来が開かれる


織田恭平会長

 局長就任、誠におめでとう。局長会の新たな力となっていただくことを心より期待している。ここにいる皆が仲間であり、同期生だ。これから先、喜びも苦しみも分かち合いながら、支え合い、刺激し合っていただきたい。
 局長会が最も力を入れていることの一つが「風通しの良い組織づくり」。近特の意見や周囲の声に耳を傾け、自分の意見も伝えてほしい。一人一人の行動が風通しを良くし、組織を活性化させる。何より皆さん自身の満足度につながるはずだ。
 地域のオピニオンリーダーとして、必要とされる郵便局をつくることこそ局長の使命。「恩送り」との言葉のように、恩を受けた喜びや勇気を他の誰かへつなぐ心の循環が必要だ。先輩方が築かれた信頼を忘れず、また、裏切るような行為は決してせず、感謝の気持ちを持って次の世代へつないでいこう。

久保博史副会長(基本問題専門委員長/和泉池上)
 就任した時が地域との関係を築く一番のチャンス。日々の業務を通してお客さまとの接点を増やしていこう。知恵は絞ればいくらでも出てくるはずだ。
 日々、ぬくもりのあるサービスを全国津々浦々で提供していることが、この日本を支えることにつながっていると思う。郵便局が果たすべき役割は大きい。感謝と誇りを持って進んでいきたい。

太田垣晃専務理事
 私たちの原点は「礎」だ。時代の変遷によって改めるべきは改め、守るべきは守っていく。不易流行の理念のもと、新時代を切り開く挑戦を開始しよう。
 地域の方々への献身的な行動を続けることで信望を得て、なくてはならない存在となってほしい。〝求められる人材になるんだ〟という強い意志を持ち続け、現場力を最大限発揮していただきたい。

西岡久生副会長(和歌山加納)
 ①初心忘るべからず②一国一城の主③愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ――この三つの言葉を贈りたい。仲間たちと苦楽を共有し、社員さんとお客さま一人一人を大事にして、頑張ってほしい。
 今は自分の力は弱いと思っているかもしれないが、そうではない。皆さんの力が必要だ。一つ一つの力が集まって、初めて大きな力になってくる。
 
基本問題専門委員会の中辻正人副委員長㊧、杉本光彦会長委員
 
先輩局長で登壇した寛山局長㊧と中川局長