日本郵政グループ2025年3月期決算
2025.06.14
日本郵政グループは5月15日、2025(令和7)年3月期決算を発表した。グループ連結の経常収益は11兆4683億円(前期比4.3%減)。経常利益は8145億円(同21.9%増)、純利益は3705億円(同37.9%増)の減収増益。(写真は日本郵政の増田社長㊧と浅井智範専務執行役)
金融2社の増益とアフラック社の持分法投資利益計上により増益
純利益が前期比1018億円増となった要因は、運用環境の好転による金融2社の収益増とアフラック・インコーポレーテッドに係る持分法投資利益計上を主とする。上方修正後のグループ通期業績予想3600億円に対する進捗率は102.9%となった。
日本郵政の増田寬也社長は「荷物は他社との協業によりパケット型ポストイン商品が増え、収益増に結びついた。さらに荷物収益の割合を高めたい。郵便局窓口事業の減収は金融2社の手数料減が大きいが、経費の増加等の影響もあり相対的に黒字となった。来客誘致止めはこれから影響が出てくると思う」などと語った。