郵便局ネットワーク活用事例広めたい 伊東地方創生大臣

2024.11.26

 伊東良孝地方創生大臣は11月5日の記者会見で、郵湧新報の「人口減少と高齢化が進んで疲弊している地方の創生に向けて、郵便局の拠点性やネットワークとしてのインフラ活用についての見解を」との質問に対し、「私自身、長いこと『郵便局の新たな利活用を推進する議員連盟』(山口俊一会長)の役員を務めさせていただいている。今、地方における郵便局の役割は非常に大きいものがある。過去においても大きかったといえる。行政に代わって、各種証明書等の申請を受け付けるなど、これまでも郵便局が果たしてきた仕事はたくさんある」と語った。

「地方における郵便局の役割は非常に大きい」

 また、「最近の事例でいえば、郵便局の物流ネットワークを活用した買い物支援サービスを、奈良県奈良市の月ヶ瀬地区などで行っている。山口県周南市では、医療機関のない地区で郵便局の一室を活用して、対面診療とオンライン診療を組み合わせた診療を行っている。このように、それぞれの地方で、さまざまに郵便局ネットワークの活用を図っている事例を、地方創生事業の中でさらに広めていくことができればと考えている」と期待を寄せた。