インタビュー 小島康行関東地方会副会長(神奈川県中部地区会会長/茅ヶ崎矢畑)

2024.09.26

 関東地方会(黒岩伸一会長/草津)の小島康行副会長(神奈川県中部地区会/茅ヶ崎矢畑)の思いは、地域に役立つ郵便局になる法改正と地方公共団体等との共創の実現だ。

〝安心の拠点〟機能の一層の発揮を

 ――ご抱負をお願いいたします。
 小島副会長 地区会長や地区の役員の皆さんとのコミュニケーションをしっかり取れるように行動していきたい。定例会議とは別に個別対話も心がけている。単に情報交換するだけでなく、何でも話せるような人間関係づくりを目指したい。末武晃全特会長、黒岩伸一関東会会長たちが進める「風通しの良い組織」をつくるには、上からの指示を伝えるだけでなく、会員からの声も拾い上げていくことが大切だと思う。

 ――印象的な地域貢献の取り組みは。
 小島副会長 2022(令和4)年の話になるが、横浜市の委託を受け、新型コロナワクチン接種の予約代行を市内全302局が実施した。自治体の役に立ち、市民の方の利便性も高まり、郵便局も手数料をいただける。三方良しで町中の郵便局ならではの地域貢献だと感心した。

 ――防災関係で郵便局長のできることは。
 小島副会長 多くの局長が持つ防災士の資格を生かす意識が一層必要になると思う。
神奈川県大和市は市内の郵便局全局にAEDを設置している。自治体と連携して予算を確保し、実現できたと聞くが、郵便局はそうした〝安心の拠点〟機能をさらに発揮していくべきだ。

 ――理想の局長像とは。
 小島副会長 地域あっての郵便局。地域の方々から信頼され、社員からも信頼してもらえる人物像。何とか時間をこじ開けて、地域に出向くことも挑戦したい。
利用しやすくて行きやすい郵便局、何かあった時に気軽に声をかけてもらえるような〝局長〟になっていけたらと思っている。