包括連携協定1500自治体に迫る
日本郵便が自治体と結んだ包括連携協定が45都道府県、1498市区町村(7月末時点)となり、全国で86%超と勢いを増している。
全国86%超、「行政の強力な応援団」
都心部でも進展し、東京支社(高橋文昭支社長)は千代田区・小金井市のほか、東久留米市と8月22日に締結(写真上)。富田竜馬市長は「市民に親しまれている郵便局と相互の連携強化を」と述べ、多摩北部地区連絡会の須田敬造統括局長(東村山青葉)は「市内12局に『クール・シェア・スポット』の設置をはじめ、市民サービス向上を」と強調した。
国分寺市とは同30日に締結(写真上)。井澤邦夫市長は「高齢者ら災害弱者と距離が近い郵便局」と期待を寄せ、国分寺局の川窪孝之局長は「郵便局の人的・物的資源を活用いただきたい」と意欲を示した。
近畿支社(小池信也支社長)は7月22日、京都府与謝野町と協定を結び(写真上)、山添藤真町長は郵便局のネットワークを生かした町産品のPRをと願いを込め、丹後地区連絡会の河嶋洋文統括局長(天橋立)は「必要とされる郵便局を目指していく」と決意を表した。
8月27日には奈良県田原本町と締結(写真上)。高江啓史町長は「郵便局は非常に重要なリソース」と称え、田原本市町局の木村嘉成局長は「利便性向上へ町内4局で協働していく」と決意を語った。
九州支社(久田雅嗣支社長)は同23日、長崎県五島市と締結し(写真上)、野口市太郎市長は「郵便局の強みを生かして市の課題克服を」と述べ、五島地区連絡会の濵村春吉統括局長(奈良尾)は「地域に寄り添った支援に努めていく」と意欲を明かした。
沖縄支社(金城努支社長)は6月27日に読谷村(写真上)、8月7日には恩納村(写真下)と締結した。石嶺傳實読谷村長は「安心・安全な暮らしの実現へ連携を」と述べ、長浜善巳恩納村長は「村政に対する強力な応援団」と喜びを見せた。金城支社長は両村で「地域活性化へ各分野で協力する」と力を込めた。