インタビュー 竹下雅裕 北陸地方会副会長
2023.11.22
北陸地方会(宇野憲二会長/三方)の竹下雅裕副会長(福井県中部地区会/福井志比口)に地域への熱く、深い思いを伺った。
〝一所〟を〝一生〟守り抜く覚悟
――来年3月の北陸新幹線福井・敦賀開業に向けた施策を多彩に展開されています。
竹下副会長 福井県と連携し、10月から県内全局でPR用のぼりを掲出し、夏からはPR用缶バッジを全社員が着用するなど、開業への機運を盛り上げているところ。
さらに全局が「おもてなし宣言291(ふくい)」に登録し、花壇の植栽や来局者の観光案内など、局独自の〝おもてなし〟に取り組んでおり、県からも頼りにされている。広告付き年賀はがきは20万枚を発行した。
――地域貢献の各種施策が活発ですね。
竹下副会長 来年3月に開催される福井県初のフルマラソン大会「ふくい桜マラソン2024」には、福井県中部地区会の全会員がボランティア等で参加する予定。
昨年度からは、越前海岸に咲く特産品「越前水仙」を入れる専用箱を製作・販売し、海岸沿い5局で約1000個のゆうパック引き受けがあった。
お正月用の全国発送に向けて、全力で臨みたい。
昨年9月には北陸地方郵便局長会として、福井市に「バス停標識」9基を寄贈。標識のデザインは各地域の児童に描いてもらい、後世に残るものと大変喜ばれた。
――目指すべき〝局長像〟とは。
竹下副会長 「一所懸命」と「一生懸命」の双方が局長として求めるべき姿だと思う。一つの所に、どっかと腰を据えて〝一所〟を守り抜く覚悟を持ち、〝一生〟かけて事業と地域の発展に取り組むことは局長の本望だ。
福井県中部地区会では「徹底した協議に基づき、全員一致で全員行動」と定めている。今後も少人数での対話を重ね、「風通しの良い組織づくり」に懸命に励んでいきたい。