日本郵便2024年第1四半期決算
2023.09.24
日本郵便の第1四半期決算は減収減益。営業収益は8014億円(同6.1%減)、営業利益は96億円(同64.1%減)。経常利益は84億円(同69.3%減)、純利益は93億円(同68.4%減)となった。
郵便・物流事業の取扱数量は総計で同3.3%減。郵便は同2.2%減、ゆうメールは同9.9%減。
ゆうパックが増に転換!
一方、ゆうパック(ゆうパケット含む)は2.3%増(うち、ゆうパケットは同6.8%増)と、ゆうパケットがゆうパック取扱数量を押し上げ、プラスに転じた。営業損益は人件費増や集配運送委託費増の影響も受け、69億円の赤字となった。
郵便局窓口事業の営業収益は、受託手数料が三事業で同81億円減(郵便手数料同0億円増、銀行手数料同51億円減、保険手数料同30億円減)と減少傾向が続き、2677億円(同0.7%減)。その他収益は、不動産事業が賃料収入増により同10億円増と増収。
物販事業は微減、提携金融事業は5億円増となった。営業利益は主に不動産開発関連の経費増を受けて173億円(同16.3%減)を計上した。
国際物流事業はフォワーディング事業(貿易事務や輸送手配に付随して発生する専門業務)の営業損益が6000万豪㌦減少したことが大きく影響し、全体で800万豪㌦(同79.4%減)と振るわなかった。