マイナポイント第2弾 総務省、郵便局にも期待

2022.02.27

 マイナンバーカード(以下、「マイナカード」)を活用して商品購入などに利用できる「マイナポイント第2弾」の申し込みが1月から始まった。

最大2万円分を付与

 最大2万円分を自らが選択(ゆうちょPayも可能)した決済サービスのポイントとして付与できるもので、①マイナカード新規取得に最大5000円相当②健康保険証の併用を申し込むと各7500円相当③公金受取口座登録をすると各7500円相当――の計2万ポイントを取得できる。1月末時点のマイナカードの交付実施済数は5265万件、41.6%となった。
 公金受取口座登録は、昨年5月に成立した「公的給付の支給等の迅速かつ確実な実施のための預貯金口座の登録等に関する法律」に基づき、預貯金口座の情報をマイナンバーと共に事前に国(デジタル庁)に登録すると、緊急時の給付金申請時に、口座情報記載や通帳の写し等の添付、行政機関の口座情報確認作業等が不要になる。年金や所得税還付金等などの支給事務に利用できる。
 第2弾のカード新規取得の申し込みはすでに受け付けているが、健康保険証併用(利用可能な医療機関は徐々に拡大)と公金受取口座登録の申し込みは今春、ポイント付与は6月ごろを予定している。
 総務省は「郵便局にはマイナポイントの手続きを自分でできない方や、スマホやパソコンをお持ちでない方のために取得支援端末を置かせていただき、大変協力いただいた。第2弾でもぜひ協力を願いたい。公金受取口座登録はマイナカードと口座番号をひも付けておけば、例えば、コロナ関連の給付金があった時などに行政が対象者を洗い出して自動的に振り込まれるため、手続きの面倒がなくなる」と説明する。