新春所感 かんぽ生命 千田哲也社長
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の影響を受けられた皆さまには、心よりお見舞い申し上げたい。また、当社の募集品質に係る諸問題について、多くの皆さまにご迷惑、ご心配をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げる。
真に信頼される企業に「再生」
弊社では、業務改善計画に基づく取り組みを継続する中で、昨年5月に新しい中期経営計画(2021~25年度)を策定した。お客さまから真に信頼される企業へと「再生」し、お客さま体験価値(CX)の向上や社会課題の解決に向けて貢献し、「持続的成長」を目指して取り組んでいる。
本年4月より、日本郵便からコンサルタントなど1万人以上を受け入れ、新しいかんぽ営業体制がスタートする。コンサルタントは高い専門性と機動力を生かして生命保険のご提案やアフターフォローに専念し、お客さま担当制を導入する。郵便局窓口では、幅広い金融商品をご提案することで、グループ一体での総合的なコンサルティングサービスの実現を目指す。本年1月から各拠点の集約も進め、より良い保険サービスの提供へ、全社一丸となって取り組む。
本年4月以降のご提供開始を目指し、お客さまの保障ニーズにさらにお応えできるよう医療特約の改定に関して届出を行っている。保険サービスを抜本的に見直し、お客さまに感動いただけるサービスを提供していく。
SDGs(持続可能な開発目標)に照らし、ご高齢の方に優しい温かいサービスや健康寿命の延伸、カーボンニュートラルに向けた取り組み等の重点項目を掲げており、資産運用では、すべての運用資産にESG投資の考え方を適用する。
かんぽ生命は「いつでもそばにいる。どこにいても支える。すべての人生を、守り続けたい。」という経営理念の原点に立ち返り、事業の「再生」と「持続的成長」に向けて真摯に取り組んでいく。
皆さまにとって素晴らしい一年となりますよう祈念し、年頭の挨拶とさせていただく。