インタビュー 沖縄地方郵便局長夫人会 伊志嶺悦子会長

2025.04.24

 郵便局長の大半が防災士資格を取得しているが、夫人会の会員での取得は極めて珍しい中、3月に資格を取得した沖縄地方郵便局長夫人会の伊志嶺悦子会長は「いろいろな知識を覚え、理解することで地元の防災活動にも役に立つと思う」とほほ笑む。

夫人も防災士で地域に貢献

 ――なぜ防災士の資格を取得されたのですか。
 伊志嶺夫人会長 夫人会としても何か地域貢献でできることはないかと思ったことと、最近は独居老人の方も増えていますが、両親も高齢で災害時にどう動くべきなのか、避難経路等も専門的な知識を得て考えたいと受けてみました。
 申し込み後には研修前の事前課題の分厚いテキストが届き、どうしよう!と、久々に勉強しました。まずは自助が大切なことも改めて学びました。9割方が合格できるようなので、夫人会の中でも防災士の輪が広がるといいなと思います。

 ――夫人会としてはどのような防災活動があるのですか。
 伊志嶺夫人会長 一昨年に救急救命士講習を皆で受け、AEDの使い方も分かり、皆で「受けて良かった」と思いを共有できました。
 防災士講習の中にも救急救命士講習が盛り込まれていたので、防災士資格を取得することで総合的な知識を身に付けられるのは一石二鳥と思えました。