インタビュー 熊本県簡易郵便局連合会 古澤良明会長(熊本上立田)

2025.03.02

 熊本県簡易郵便局連合会の古澤良明会長(熊本上立田)に県簡連の状況や簡易局維持への思いなどについて伺った。(古澤熊本県簡連会長㊧と補助者の奥さま)

何でも言い合って〝ボトムアップ〟を

 ――簡易局の改革の状況について感じられることをお聞かせください。
 古澤会長 本社に「簡易郵便局改革PT」が設置され、意見交換会で津々浦々の要望を聞いていただいている。今がチャンスだと思う。
 熊本県簡連は180局あり、そのうち20局が一時閉鎖となっている。簡易局の維持のためには、やはり手当など処遇改善が一番大きな課題だと感じる。

 ――簡易局を受託された時の思いは。
 古澤会長 もともと金融機関がない地域で、祖父が1972(昭和47)年に開局し、父に続いて2007(平成19)年2月に引き継いだ。高校・大学時代は定時制に通っていたので、当時から補助者を務めており、簡易局一筋に生きてきた。地域のために、町内の祭りや運動会にも極力参加を心掛けてきた。

 ――県簡連の取り組みについて教えてください。
 古澤会長 昨年10月に青年部・女性部を中心に九州簡連熊本大会が開催され、皆が頑張ってくれた。県簡連には15グループあり、特に情報交換を心掛けている。
 〝決まったことだから〟とトップダウン的に押し付けるのではなく、現場の意見を尊重して取り上げていくボトムアップが重要だと考える。各グループの中で、何でも意見が言えるような環境をつくっていきたい。