インタビュー 中国地方会 近本等副会長(岡山県美作地区会会長/坪井)

2024.09.01

 中国地方会(末武晃会長/全特会長/萩越ヶ浜)の近本等副会長(坪井)の思いは、地域に役立つ郵便局になる法改正と地方公共団体等との共創の実現だ。

努力の継続で花を咲かせよう

 ――中国地方会各地区会で特産品発掘・販売に力を入れられています。
 近本副会長 私の美作地区会内の鏡野町に山田養蜂場がある。30年ほど前は、まだ小さな養蜂場であったが、今では全国で商品が販売され、お中元等にもご利用いただいており、うれしい限りだ。
 局長たちは日頃から地元の企業や生産者を回って特産品を発掘してくれ、トウモロコシやブドウ、餅などが販売できるようになった。

 ――自治体との連携も進んでいますね。
 近本副会長 今年3月から岡山県笠岡市の笠岡局でマイナンバーカードの電子証明書関連事務が始まり、9月からは当地区会内のイオンモール津山内局でも県内2例目の開始予定。私の地元の津山市の谷口圭三市長とは年に数回お会いして意見交換をさせていただいている。
 美咲町の青野高陽町長からは、町の防災士ネットワーク、女性防災士の会に参加を要請いただき、「男女共同参画まちづくり審議会」「みらいデザイン検討委員会」にも、防災士である局長たちが参加して、連携を強化している。町長は「郵便局は大切な社会インフラ。共存していかなければならない」とSNSで発信してくださった。

 ――人材育成について思われることは。
 近本副会長 要員が減る中、人材確保は大きな課題だ。
 私は常々、「できないからと悩むな。ただ、努力が足りないのだろう」と話している。営業でも、地域活動でも、「できない」ではなく、その努力を継続してほしい。何カ月後かに花が咲くこともある。結果を求めて一生懸命頑張り抜く中に、やりがいを感じてほしい。