全国簡易郵便局連合会 宮本啓介監事(近畿簡連監事)インタビュー

2023.11.06

 全国簡易郵便局連合会(山口博文会長)の宮本啓介監事(近畿簡易郵便局連合会監事/今木)に簡易局の将来像や現状の課題解決への展望について伺った。

簡易局の使命〝一生懸命〟に

 ――地域への思いをお聞かせください。
 宮本監事 私が住む奈良県大淀町でも過疎化が一段と進む中、買い物弱者といわれる高齢者のためにも、町役場やスーパー、商店と連携し、簡易局を拠点に地域貢献ができないかと模索している。農林業に従事する人も年々減少し、地域の形が崩壊へと進みつつある状況から、地域の方々と顔を合わせるたびに「地域を何とかしたい」と話に力が入る。

 ――簡易局の存在価値とは。
 宮本監事 個人受託が始まる1970(昭和45)年以前になるが、母親が役場から簡易局の事務を受託し、2007(平成19)年9月から引き継いで17年目となる。
 自治会のお世話や、まちおこしの行事に参加するようになり、自治会長を6年間務める中、住民の皆さんと交流を深め、地域への熱い思いを深めることができた。地域の方々から「ここに郵便局があって助かる」と言っていただき、地域のインフラの一翼を担っている簡易局の使命を改めて認識している。

 ――今後の決意を。
 宮本監事 
 働き始めた時に先輩から、「これからの人生、君を支えてくれる言葉を持ちなさい」と言われ、「一生懸命」との言葉が浮かんだ。大好きな言葉で、実践を心掛けている。
今後も地域の方々や仲間と共に、何事にも一生懸命に頑張っていきたい。