谷防災大臣 高齢地域の災害対応、きめ細かに
2023.06.27
谷公一防災大臣は5月23日の記者会見で、5日に発生した石川県能登地方を震源とする地震について、記者団の「現地は非常に高齢化率が高く、生活再建に向けて経済的に不安のある人が多い。今後どのような支援を行っていくのか」との質問に対し、「私も現地に行ったが、珠洲市は本州で一番小さな市。人口1万3000人を切っている。高齢化率は52%なり53%。空き家率も2割を超えている。自治体あるいは地域の実情も大変厳しいものがあるということは、改めて現地を見ながら痛感したところだ」と言及した。
能登半島北部地域、きめ細かく注視
また、「それだけに、現行支援できる仕組みを可能な限り、運用も含めて柔軟に適用してまいりたい。能登半島の特に北部の方では、まだ一昨年来、地震が引き続いてよく起きている。単なる余震の心配だけではなくて、地域の状況も含めたきめ細かな注意と対応をするよう心掛けていきたい」と見解を述べた。