時を超える手紙の力

2023.05.26

 写真は、郵政政策研究会の香取淳専務理事宅に保管されている大隈重信直筆の手紙。香取氏の曽祖父に送られたもので、茶色く色あせてはいるが、時を超えて重厚さを漂わせる。

前島密翁とも関わり深い大隈重信直筆の手紙

 大隈重信は前島密翁とも関わりが深い。1869(明治2)年に幕臣だった前島翁が民部省、大蔵省に出仕した際の上司が民部大輔と大蔵大輔を兼任していた大隈重信。2人は良好な関係を維持し、前島翁は早稲田大学の前身の東京専門学校の第2代校長を務め、後半生を通じて大学運営にも深く携わった。