なんと!漆芸家の簡易局長 広島県・本郷北方簡易局
2023.05.09
さまざまな異業種を兼業している簡易局の局長は多いが、広島県三原市の本郷北方簡易局の田代昭夫局長は、漆器などの工芸品を制作する漆芸家。昨年10月に旧小学校の校舎内で開局以来、補助者の妻・京子さんと二人三脚で奮闘している。
旧小学校の校舎内に開局
「ゼロからのスタートで、お金を取り扱う仕事は本当に緊張するが、お客さまとの触れ合いの中で日々やりがいを感じている」と充実の表情。旧校舎内の草刈りや催しにも参加し、地域とのつながりも深めている。同局は数年来一時閉鎖だったこともあり、地元住民の喜びはひとしおだ。
局舎は市から貸借したもので、旧校舎内には日本語学校もあり、教職員や生徒がゆうパックの発送などで局を訪れる。「郵便局は生活インフラの一つだと実感する。お客さまに信頼していただける局に成長していきたい」と熱い思いを胸に抱く。