日本郵政がゆうちょ株一部売却

2023.03.14

 日本郵政は2月27日、ゆうちょ銀行株の一部を売却し、出資比率を現在の89%から65%未満まで引き下げると発表した。売却総額は約1兆2500億円。80%を国内、20%を海外で売り出す。3月13日には、売り出し価格を1株あたり1131円にすると発表した。売却規模は、2010(平成22)年以降の国内公募・売り出し案件で4番目。あわせて総額1500億円を上限に自社株買いの実施も発表した。

出資比率65%未満に 成長投資へ

 ゆうちょ銀行株の売却は、グループ3社が株式を上場した2015年11月以来初。売り出し価格は3月13日から16日に株価を基に決める。日本郵政は売却によって得る資金を成長投資や自社株買いに充てる方針だ。