年賀はがき利用が環境保全に 日本郵便×WWF
2022.12.11
2023(令和5)年用年賀はがきも全て環境に優しいFSC®認証を受けた紙を使用する日本郵便は、12月1日、WWFジャパン(末吉竹二郎会長)とコーポレート・パートナーシップを締結した。クリスマス前後にピークを迎える年賀状商戦だが、近年はインクジェット紙の方が好調のようだ。
〝心と心〟持続可能につなぐ未来へ
FSC®認証は環境、社会、経済の便益にかなうように管理された森林から生産した林産物や、リスクの低い林産物を使用した製品を目に見える形で消費者に届けるための仕組み。
日本郵便は2022(令和4)年用年賀はがきからFSC®認証を受けた紙に切り替え、年賀はがきの利用が環境保全につながることを意識してもらえるように、はがき表面に森林保全のFSC®認証の表示と説明を記載した。通常はがきも順次、FSC®認証の紙に切り替えている。
生物多様性や地域社会に配慮した持続可能な自然資源活用と〝心と心をつなぐ〟手紙文化の継承を推進し、地域と共に世界の森林保全を応援する。
地域と共にSDGsを達成
日本郵政グループは2050年カーボンニュートラル、SDGsターゲット年の2030年度までにCO2を19年度比で46%削減する先導的な目標を掲げる。
日本郵便とWWFとの協業はそれら目標実現に向け、CO2削減を加速し、郵便局ネットワークを活用した地域のカーボンニュートラルを推進。削減を進めるための支援や情報提供を受け、進捗の点検や評価などを行う。
また、年賀はがき等で森林資源を使用する企業として、WWFの「人と自然が調和して生きられる持続可能な未来の実現を目指す」考えに賛同し、森林保全プロジェクトに寄付をする。