詐欺被害啓発へ〝金魚菓子〟販売
2022.11.06
金魚の産地として知られる奈良県大和郡山市では、特殊詐欺の被害を〝すくいたい〟と、金魚をモチーフにした焼き菓子が9月1日から各局で販売され、話題を呼んでいる。奈良県北和地区連絡会(松森正裕統括局長/奈良下御門)と市・大和郡山警察署・㈲パルファンの共同プロジェクトで、市は観光案内を商品に同封し、警察は特殊詐欺防止のステッカーを提供。商品パッケージや各金魚のデザインは郵便局社員のオリジナルで、地元の企業を使い、地方創生にもつなげている。
大和郡山市・警察・企業と連携
8月24日の記者会見で上田清市長は「特殊詐欺を根絶する一つの力になれば」と期待を寄せ、青野秩之署長は「救世主となる郵便局さん、パルファンさん、市の協力はありがたい」と感謝。
奈良大宮局の平田洋一郎局長は「特殊詐欺の防止効果が出るよう努める」と決意を語り、パルファンの五條江里子社長は「郵便局の皆さんからお話をいただき、お役に立ててうれしい」と謝意を表した。