マイナポイントと連動「富士山Gコイン」

2022.10.14

 静岡県御殿場市内の9局がデジタルに苦手な市民に寄り添い、市独自の地域通貨「富士山Gコイン」のプレミアムチャージ役を担って市民から喜ばれている。
Gコインは専用アプリやカードを使って市内取扱店舗で利用できるキャッシュレス決済サービス。健康づくりやSDGs事業に参加してもコインが貯まり、マイナポイント第2弾とも連動。ポイント申込期限の年末まで自治体がマイナポイントと連動する動きが目立ってきた。

お得チャージは郵便局で!御殿場市全局

 「富士山Gコイン」は7月から御殿場市が運用開始した電子マネーで、コロナ禍で落ち込んだ地域経済活性化を目的とする非接触の決済手段。市は昨年度まで紙で発行していたプレミアム付商品券もプレミアム「富士山Gコイン」に衣替えした。
 市内9局は、11月30日までのキャンペーン期間に1万円入金すると、一人1回限り1万2500円分買い物できるプレミアムチャージを受け持っている。スーパーや第3セクターなど他4カ所でもチャージできるが、郵便局は総体的に身近に ある存在だ。
 富士山Gコインは、いわばWAONやnanacoのアプリやカードの自治体バージョンで、使える店舗は現状市内約230店舗だが、7月20日の運用開始以来、約4000人がアプリ登録かカード発行を行った。スマートフォンを持たなかったり苦手だったりする方には、カードか富士山Gコインアプリをインストールしたスマホを持って郵便局等に行けば、お得なプレミアムが付加される。
 勝間田真資局長(玉穂)は「今までのプレミアム付商品券は紙ベースだったため、市民の方々はまだ戸惑いがある。郵便局はそうした方々の受け入れ先として喜ばれている。地域経済の活性化へ、お役に立っていきたい」と意欲を示す。