柘植総務副大臣が誕生

2022.09.08

 第2次岸田改造内閣の発足に伴う臨時閣議で政府は8月12日、柘植芳文参議院議員を総務副大臣とする人事を決定した。郵便局長出身の副大臣は国政史上初めて。情報通信、放送行政、郵政行政のほか、内閣官房の郵政民営化――等を担当する。

地域社会をより良きものに

 15日の就任記者会見では、記者団の「抱負と取り組みたい政策は」との質問に対し、「日本を取り巻く政治・経済情勢は厳しさを増し、技術革新や社会情勢の変化も著しい。培った経験を生かし、さまざまな意見に触れ、データ化が進む社会で地方が取り残されないよう、国民生活の基盤となる地域社会をより良きものとできるよう取り組みたい」と決意を表明した。
 「日本郵政グループの課題とは」には「グループは非常に苦難の道を歩んできた。現在の経営者の方々も本当に努力され、法に基づき会社運営をされている。監督官庁の立場から検証し、大切な郵政事業を成長させ、地域社会にとって活用の場が広がるとよい」と述べた。
 郵湧新報の「郵政事業に対する抱負を」には「10月1日で郵政民営化から15年、改正郵政民営化法の施行から10年になる。局長として地域社会のために働き、その後も国会議員として郵政事業に携わってきた私がこのタイミングで総務副大臣の立場で働く機会を得たことに大きなやりがいを感じる。寺田稔総務大臣に指導いただき、懸命に取り組みたい」と語った。