AI見守り、いよいよ実装へ
2022.02.05
高齢者が安心して暮らせる地域社会の実現に向け、「郵便局のみまもりサービス」が新たなステージを迎えた。
信越支社、長野県大鹿村で全国初の導入
従来の対面型に加え、2019(令和元)年からは一部自治体でスマートスピーカーを活用したサービスが試行されてきたが、長野県大鹿村(熊谷英俊村長)と信越支社(菊地元支社長)が正式に契約し、1月から全国初の本格導入が始まった。
12月27日の締結式で、日本郵便の中井幹晴地方創生推進部長は「20年10月から大鹿村の皆さまにもご協力いただき、住民の方々のニーズを取り入れ、日本郵便が独自に開発したみまもりの機能をより使いやすく、便利なものに改善してきた。役場の皆さまと連携し、住民の皆さまの安心で快適な暮らしの実現に貢献していきたい」と強調した。
熊谷村長は「過疎化や高齢化が進み、ご家族と離れて暮らす一人暮らしの高齢者が多いこの村にとって、大変ありがたいサービス。AI技術の革新により、ご高齢者とご家族が手軽に心を通わすことができる。早速、数名から申し込みを頂いている。多くの方にご利用いただけるよう情報発信を行い、サービスの普及に努めていく」と心から期待を寄せた。