つなげていこうよ♡年賀状! 10月30日発売

2025.10.15

 お年玉くじ付きが発行されたのは戦後間もない1950(昭和25)年。ネット社会の中で徐々に進む郵便離れの中でも「2026(令和8)年用年賀はがき」はユニークな二つの新商品も企画された。そのうちの一つ、「合格駅」と「門出駅」にあやかって受験生を応援する「受験生応援年賀キット」は大井川鐵道(静岡県)とのコラボ商品。
 もう一つの「年賀状、やめるんじゃなくて、つなげていこう」は、約220種類のデザインがある年賀状印刷サービスのうち、つながりを続けたくなる〝ぬくもり〟ある絵柄の「年賀状つなぎ」版3種からも選べる。恒例の「寄付金付絵入り年賀はがき」等とともに、森林を守るFSC認証を受けた紙が使われた全ての年賀はがきは10月30日から販売開始となる。

〝馬×9〟で「うまくいく」✨受験生応援も


 「受験生応援年賀キット」は大井川鐵道と協働し、絵馬風デザインが描かれ、年賀はがき裏面に受験生が決意を書いた年賀状を日本郵便が 「合格駅」まで届けていく。モチベーション向上と大井川鐵道沿線地域の活性化を目指す新商品だ。
 8月29日の記者会見で、日本郵便切手・葉書室の松本俊仁室長は「『受験生応援年賀キット』の金色の表面に馬が5頭、裏面には4頭。足すと馬が9頭で〝うまくいく〟と語呂合わせにより学生を応援。
 宛名には『合格駅行き』と印字され、裏面に絵馬風の印字したものが学生の方々に届く。新年の決意を書いて送っていただいたものを日本郵便が駅までお届けする」と説明した。
 もう一つの新商品、「年賀状、やめるんじゃなくて、つなげていこう」は近年、「年賀状じまい」の言葉も広がる中でも続けることで、人と人との絆を見つめ直そうと、局窓口で受け付ける年賀状印刷サービスの一環。大切な人とのつながりに思いをはせながら筆をとる時間もかけがえのない絆をほうふつさせる「つなぎ版」デザインも選択できる。
 「寄付金付絵入り年賀はがき」の全国版は、干支の午にちなんで縁起が良い「左馬」と「松竹梅」の絵柄。地方版は各地域の風物等が描かれた26種(9月号に既報)のデザインがある。
 絵柄や賀詞、あいさつ文が印刷された「お手軽年賀はがき」も多忙な現代人の利便性に貢献。局窓口で年賀はがきを購入すると抽選で「ゆうゆうポイントが当たるキャンペーン」も好評だ。
 法人向けには、顧客リストがない地域にアプローチをかけたい場合、指定地域に年賀はがきを届ける「年賀タウンメール」もはがき代金のみでOKと極めてお得なサービスも提供される(12月15日~24日まで)。
 年賀状作成を全面的にサポートする大好評の年賀特設サイト「郵便年賀.jp」も10月30日からオープン。無料で使えるテンプレートやパーツは個人も法人も利用でき、誰もが簡単に楽しく年賀状デザインがつくれるソフト「はがきデザインキット」(スマートフォンアプリ版、web版)も同日から公開される。
 スマホ版で作成されたデザインは、自宅プリンターの印刷も可能だ。また、そのデザインをセブンイレブンのマルチコピー機から出力できる「コンビニはがきプリント」も準備されている。