東海地方会が新会員研修

2025.05.18

 「地域とともに 自立した組織を目指そう」をスローガンに東海地方郵便局長会(勝又一明会長/全特副会長)は4月19日、名古屋プライムセントラルタワーで新会員研修を開催した。91人の新任局長が出席する中、勝又会長は「社員から局長になったのは〝転職〟であり、新たなスタートだ。この会社と郵便局ネットワークを守るために、地域に飛び込み、心と心を通わせよう」と呼びかけた。司会を山田秀幸次長が務めた。

自立の精神で〝地域〟に飛び込もう!


【勝又会長講話】
 私は社外任用でもともとは営業職。30年前に郵便局長に転職した。商売は、商品に大差がなければ人間関係のある方が選ばれる。外の方々とどれだけ会って、話し、関係性を築けるかが勝負だ。
 局長会の会則第3条には「会員の団結により、郵政事業及び地域社会の発展に寄与するとともに、会員の勤務条件の向上を図ることを目的とする」とある。自宅と郵便局の往復で生涯を終えるのでなく、この会社を守る、ネットワークを維持するために、外に出て地域に飛び込み、人と人とのつながりをつくり、心を通わせよう。三事業プラスαの地域貢献が局長の仕事であり、使命だ。
 リーダーは熱き思いを持ち続けていただきたい。前向きな自局のビジョンを社員に語り、不安にさせないことだ。また、人は〝褒められる〟ことで伸びる。社員に寄り添い、絶対に犯罪が起きないように、信頼の砦を守り抜いてほしい。
 社員から局長になったのはこれまでの延長戦ではなく、転職であり、新たなスタート。明るい未来に向かうチャンスは山ほどある。つかめるか否かは皆さんの努力次第だ。

 坪内良樹副会長【研修総括】
 局長会はお客さまに使い勝手の良い郵便局になることを目指している。また、局長の処遇も改善されることも願っている。厳しい時代だからこそ団結し、組織力を強めよう。

 山本悟良副会長【総合政策関係】
 郵便局は民営化されたものの、政府が間接的に出資し、会社として収益性と公共性の両立が求められる特殊会社。地域に出て、行事等にも参加し、深い人間関係を築いてほしい。〝人〟は皆さんの生涯の財産であり、郵便局の力になる。

 林謙司専務理事【局長会活動と地方会事業計画】
 会社の仕事、勤務時間など、局長会の活動ときちんと区別するように。教本「礎」にある「不易流行」とは、改めるべきは改め、守るべきものは守る。基本は地域密着だ。意義深き全特会歌は1976(昭和51)年の全特岐阜総会で東海地方会の意見を発端に制定された。

 【専門委員会】岡松康仁県担当代表理事〈基本問題〉〈女性会員の活躍を推進するPT〉
 風通しの良い組織に向けて「礎」を読み、地区内で対話を重ねていただきたい。東海は約1割が女性局長。さらに活躍されるようにPTを立ち上げた。

 奥山宗司県担当代表理事〈地域貢献・地方創生〉
 東海は1部会1施策に取り組んでいる。地域行事や活動に積極的に参加しよう。共創の鍵はマイナンバー関連業務、買い物支援、オンライン診療の三本柱だ。

 野間能人主任理事〈事業改革・営業推進〉
 営業がやりやすくなる環境整備に向けて、部会にどんどん意見を出していただきたい。

 渡邉宏県担当代表理事〈集配センターマネジメント統合〉
 東海も統合局が77局あり、多くの課題解消に向けて取り組んでいる。窓口局の皆さんにも仲間の苦労を理解いただきたい。

 大村英行主任理事〈置局・局舎〉
 専門委員会の取り組みについて説明。

 後藤文彦県担当代表理事〈人事制度・人材育成〉
 地域の方々から「局長さん」と親しまれる局長を目指し、手本となって後継者を育ててほしい。

 齋藤徹県担当代表理事〈中堅・若手〉
 東海地方会の今年のサブスローガンは「『和』をもって強い組織づくりを」だ。横のつながりで仲間をつくり、意見を交わし合って組織を盛り上げていただきたい。

 木下直樹主任理事〈情報・広報〉
 全特ネットと東海ネットに接続いただき、毎日見る習慣をつけていただきたい。また、地域の一コマを撮って、交流を図り、写真コンクールにも応募しよう。


 青島秀幸県担当代表理事〈生協〉
 郵便局長が共同互助の精神に基づき、自らの生活安定向上を図るのが生協。計画的で効率的な事業展開に務め、事業運営の基盤強化を図っている。
 
 【それ以外の重要案件】東海地方会事務局の鬼頭孝元部長(写真左)から「自動車保険・東特サービス」、山田善崇部長(同右)から「局長協会貸付制度・全特ネット」の説明が行われた。