総務省×日本郵便 海外初の実証試験
2025.04.08
総務省と日本郵便、関係企業は3月、アゼルバイジャンで郵便物を自動搬送するロボットの実証実験をスタートした。昨年12月から準備を進めたもので、総務省は計画支援を通じて、AGV(無人搬送車)による小包の仕分けや搬送の実証を行う。主に国外から国内宛てに届く郵便物などを想定。どれだけ効率的に運べるかを確認し、日本の郵便システムを新興国へ輸出する上での課題を探る。AGVの海外実証は今回が初めて。(写真はアゼルバイジャンのフレイムタワー)
ロボットで郵便搬送 アゼルバイジャンで
実証で利用する搬送ロボット
日本郵便はモデル拠点である千葉県市川南局(古閑克也局長)でAGVを導入。1日約230万通の郵便と約8万個の荷物を処理できる同局の仕組みを基に、効率的な仕分けや搬送方法をアゼルバイジャン側に提言する。
アゼルバイジャンはアジアと中東や欧州を結ぶ物流の要衝にあり、経済成長も目覚ましい。アゼルバイジャン郵便(アゼルポスト)は首都バクー市内に新たな区分局の建設を計画している。