小学校跡地で局を再開 鹿児島船間簡易局 松元局長
2024.10.27
「お世話になった地域の方々へのご恩返しを」との思いで、今年3月から、約1年半閉鎖していた鹿児島県肝付町の船間簡易局を再開した松元恵美子局長。小学校跡地の元職員室・保健室部分を局舎として同町から借り、日々お客さまと明るく会話を弾ませている。
地域の安心と憩いの場に
松元局長は信用金庫に勤務後、町内の岸良局で期間雇用社員として約20年、17年前からは船間簡易局でも補助者を務めていた。局長を引き継ぐ際は局舎探しや町との使用許可申請など一筋縄では行かず、思いが空回りすることもあったと話す。
「家族の支えのおかげで、ようやく開局することができた」とニッコリ。開局式典では、船間地区16世帯約30人の多くの方をはじめ、約50人が祝福。局内の装飾は母・田中光子さんが手がけ、長男の夏輝さんはダンスを披露、夫の貴幸さんが誘導、長女の優美さんが受け付けを担当した。優美さんは現在、岸良局に勤務している。
松元局長は「川原明美前局長が補助者として支えてくれ、心強い。根っからのおせっかい焼きなので、地域の安心と憩いの場となっていきたい」と意気込む。(下の写真は開局式典の模様)