郵活連 森山特命委員長と交渉
2024.09.26
郵政民営化法の改正に向けて「郵便局の新たな利活用を推進する議員連盟」(山口俊一会長)の見直し法PTメンバーは8月22日、早期に自民党内での議論をまとめようと「郵政事業に関する特命委員会」の森山裕委員長と対談した。1時間ほどの協議は今回、大きな成果は得られなかった。
望まれる〝堂々巡り〟からの脱出
総裁選という党内のすさまじい動きを背景に、なかなか前進できない状況だ。郵活連と特命委は6月13日に合同役員会を開催して以降、何度か役員会を開き、交渉も水面下で行っているが、今は堂々巡り的な空気が流れている。
一方、地域金融議員連盟(片山さつき会長)は8月30日に役員会を開催するなど、見直し法素案に盛り込まれた上乗せ規制撤廃を静かに注視している。
郵政関係の議員からは「どのような法案内容だとしても全員が賛成するわけではない。会社も総体として今の体制でやりたいと思っているようだ。だからこそ政治主導で一歩を踏み出さなければ前に進めない」との声も出ている。