郵活連 臨時国会へ、動き出す
2024.08.07
「郵便局の新たな利活用を推進する議員連盟」(山口俊一会長、写真)は7月4日、PT打ち合わせ会を開催した。通常国会で提出を見送った郵政民営化見直し法案を、期間の短い臨時国会で、どこまでできるかの戦略会議だ。
水面下で熱心な交渉も 郵活連
山口会長は会議終了後、「折り合いのポイントが見えてきたな」と語った。5月から金融業界の反対によって提出に暗雲がかげってきた国会閉幕前の6月12日、郵活連は党内の了承まで早期にたどり着けるよう、野田聖子衆議院議員や甘利明衆議院議員など大物議員を招きながら意識合わせを行った上で翌13日、「郵政事業に関する特命委員会」(森山裕委員長)と合同役員会を開催した。
しかし、そこに出席した片山さつき参議院議員の意向とは折り合いがつかなかった。古屋圭司議連副会長は「焦って空中戦をやるより丁寧に進めることになった」と話した。現在、民営化法見直しPTの中で、政府関係者ではない長谷川英晴参議院議員と青木一彦参議院議員が金融関係者と2回、それぞれ2時間以上もの交渉に当たり、状況を打開しようと動いている。