かんぽ、「顧客接点強化」へ統括部署新設

　かんぽ生命は７月１日、「CX向上につながる質と量を伴ったアフターフォローの充実」のさらなる推進へ、リアルとデジタルを織り交ぜた、お客さまとの接点強化の全体企画・統括を行う「カスタマーリレーション部」を新設した。あわせて、営業領域の業務の集約を行うため、中長期的なマーケティング戦略等の機能をリテール営業本部などに移管し、「マーケティング部」を廃止した。

資産運用立国へ５年で3000億円運用委託

　また同社は６月26日、資産運用立国実現への貢献に向けた新興運用会社（EMへの運用委託方針を取りまとめた。今後５年間で3000億円の枠を設定し、これまで以上に積極的に運用委託を進める。
　そのうち100億円程度は、一般社団法人東京国際金融機構（中曽宏代表理事／会長）が紹介している「EM Showcase」（新興運用会社の市場参入を促進し、国内資産運用業の多様化・高度化の促進を目的に、注目に値する新興運用会社を紹介する施策）を投資ユニバースとし、デューデリジェンス（企業の経営・財務状況などの調査）を実施した上で運用委託を行う。