かんぽ生命、大阪大学との連携通じたインパクト投資
2024.06.27
かんぽ生命は、D3LLC(永田智也代表パートナー)が組成するインパクトファンド「D3バイオヘルスケアファンド2号投資事業有限責任組合」への10億円の投資を発表した。
大阪大学と共創したベンチャーキャピタル支援第1号
かんぽ生命と国立大学法人大阪大学(西尾章治郎総長)は、共創による未来社会の創造とアカデミアを核とした資金循環の促進に向けて締結した連携・協力に係る覚書に基づき、大阪大学をはじめとしたアカデミアの研究成果を活用したスタートアップ等への資金供給、並びにその一環として専門性を有するベンチャーキャピタルとの連携・支援の実現を目指しており、D3との取り組みはその第1号となる。
同ファンドは、バイオ・創薬・ヘルスケア領域を中心に、大阪大学等のアカデミア発スタートアップなど、広く世界の医療健康への貢献を志すスタートアップを出資対象とし、経済的リターンと社会的インパクトの両立を目指す。
かんぽ生命は、全てのステークホルダーに対する社会的責任を果たす観点から、「Well-being向上」をサステナブル投資における重点取り組みテーマの一つと位置付けている。
同ファンドへの投資により運用収益の獲得とともに、大阪大学をはじめとした日本のアカデミアの持つさまざまなシーズを活用したスタートアップ等による、世界の医療健康に貢献するポジティブなインパクトの創出を期待している。
同社は今後も、「Well-being向上」「地域と社会の発展」「環境保護への貢献」をサステナブル投資の重点取り組みテーマとし、かんぽ生命らしい〝あたたかさ〟の感じられる投資を通じて、広くSDGsの目標達成や社会課題の解決に貢献していくとしている。