創業の精神を未来へ 第69回前島密賞

2024.05.16

 公益財団法人通信文化協会(團宏明会長、髙橋亨理事長)は4月11日、第69回前島密賞贈呈式をKKRホテル東京で開催した。前島密賞を青木進氏(元越後上田局長)、菅康治氏(元郵便事業㈱新宿支店長)、山本隆三氏(元郵便事業㈱高松南支店長)ら31名、奨励賞を名古屋長良局の堀場信宏課長ら4名が受賞し、團会長から授与された。

郵便局の強み生かし地域活性さらに


 髙橋理事長は「前島密翁は郵政事業を創業したのみならず、情報通信、放送を含めて新事業の礎を築いた。その精神を伝承・発展するために、1955(昭和30)年に創設された同賞を今回受賞された皆さまの輝かしい功績と尽力に心から経緯を表したい」と述べた。

 竹内芳明総務審議官は「総務省に部局横断的なPTを設置し、郵便局の強みを生かした地域活性化の一層の促進に取り組んでいる。本年3月には、郵便局を活用した20超の地域活性化推進事例を自治体等に周知した。オンライン診療などの実証事業もさらに進めていく」と意欲を示した。