平塚「ありがとうを伝えよう」コンクール

2024.01.06

 「ありがとうを伝えよう」コンクール(神奈川県平塚市内局主催)が第10回を迎え、市内23校1377点の応募があった。同コンクールは、手紙の書き方体験授業の一環として行われているもの。子どもたちが「ありがとう」の気持ちを相手に素直に伝え、思いやりの気持ちを育むことを目的としている。

落合市長「文や絵の文化は大切」

 11月15日の表敬訪問で落合克宏市長は「文や絵の文化は大切」と入賞者に呼び掛けた。
 最優秀賞に選ばれた加治屋百望希(ももの)さんは、鹿児島県に住む祖母に宛てはがきを書いた。「毎年、ばあちゃんが黒豚を送ってくれるので感謝を伝えたかった」という。2年生の春休みに会いに行く予定だったが、コロナの流行で断念。以来、4年半の間会っていないという。その間に祖母は体調を崩して入院してしまった。はがきの周りにはひまわりを描き、入院中で見ることのできない祖母へ、「見せてあげたい」という思いを込めた。
 施策を中心で進めた小林和彦局長(平塚東中原)は「今後も想いを書いて伝えてほしい」と念願した。

最優秀賞 加治屋百望希さん 港小学校6年