〝熟成茶レター〟静岡市地区会
2023.12.25
中堅・若手局長による〝お茶レター〟が各地で展開される中、お茶の本場・静岡では産地や製法にこだわった施策が取り組まれている。新茶が多い中、静岡市地区会(浅井康広会長/静岡北瀬名)が選んだのは〝熟成茶〟。静岡市井川地区では江戸期に新茶を貯蔵・熟成し、熟成させたお茶を毎年、徳川家康に献上する「お茶壺道中」の歴史があることから、熟成梅ヶ島手摘み茶(本山茶)を封入したお茶レターを6月から販売し、好評だ。
家康献上、産地・製法にこだわり
中村信中若委員長(写真、静岡秋山)は「安倍川源流域の山あいの傾斜地で育った手摘みのお茶。本山茶伝統の浅蒸し製法で、井川大日峠のお茶蔵で熟成させた」と力を込める。
浅井会長は「多くの方に特産品の静岡茶の味わいと手紙のぬくもりを感じていただきたい」と願いを込め、商品開発リーダーの藪谷寿彦局長(静岡高松)は「今までになかった商品をと、一から企画した。地域振興に貢献できれば」と強調する。