生きる!地域と 香川県西部地区連絡会
地域創生の各種施策を長年継続し、信頼の輪を広げている香川県西部地区連絡会。高さ日本一の石垣を誇る丸亀城の祭りには30年以上、「四国こんぴら歌舞伎大芝居」にはコロナ前まで約20年にわたって臨時出張所を出店し、地域振興に励んできた。横山雅彦統括局長(荘内浦島=写真)、横井永典副統括局長(丸亀土器東)に話を伺った。
「丸亀お城まつり」なんと30年超!
横山統括局長 横井副統括局長
香川県西部各局は、季節の美しい花々に彩られている。昨年から単マネ局含む88局で実施している〝お花でお出迎え〟の施策だ。横山統括局長は「お客さまが喜ばれるようロビーに飾り始めた。花を見て笑顔になり、会話も弾む」とニッコリ。局周辺の清掃にも取り組んでいる。
3年ぶりに開催された「第73回丸亀お城まつり」(5月3・4日)では、丸亀部会(堀川智己部会長/丸亀飯野)と丸亀局(大川宏治郎局長)が協力し、郵便局ブースは大盛況。郵便局は祭りの〝常連〟として実行委員会でも期待を寄せられる存在だ。2018(平成30)年の西日本豪雨で石垣が崩落した際には、復興支援のフレーム切手を販売した。
再開が待たれる「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は以前、綾歌・琴平部会(松川明博部会長/榎井)が約1カ月の開催期間中に毎日出店し、記念のフレーム切手も飛ぶように売れた。
瀬戸内の島々を舞台に今秋開催された「瀬戸内国際芸術祭2022」秋会期には、3部会(観音寺=山下康広部会長/財田、三豊=関真也部会長/詫間、善通寺=大西淳部会長/善通寺金蔵寺)の局長・社員が、ボランティアサポーター「こえび隊」で参加。会場の清掃や道案内に汗を流した。
10月2日には「のりものフェスタ2022」が2年ぶりに開催され、坂出部会(森田健一部会長/坂出瀬居)と綾歌・琴平部会、丸亀部会が単マネ局と合同で参加。郵便車との撮影は人気で長蛇の列となった。
横井副統括局長は「各部会とも率先して地域連携施策に取り組み、単マネの皆さんも協力的で大変ありがたい」と顔をほころばす。
5市5町に貢献、88局〝お花でお出迎え〟
一昨年には「四国八十八ケ所巡礼」にちなみ、エリマネ局・単マネ局・ゆうちょ銀行合計88カ所のスタンプラリーを実施。8月には観音寺市が〝聖地〟のアニメ「結城友奈は勇者である」のフレーム切手第4弾を販売した。
5市5町の伝統を守り、時代に合わせた新しい施策も展開する同連絡会の貢献活動は、地域の魅力発信の大きな一翼を担っている。
横山統括局長は「6部会それぞれが地域と深くつながってきた。郵便局だからこそ、できることがある。今後もさらに〝地域の顔〟として頑張っていきたい」と意欲を燃やす。