前島密賞、米山・三上・内村氏ら栄誉

2022.05.11

 公益財団法人通信文化協会は4月7日、第67回前島密賞贈呈式をKKRホテル東京で開催した。米山高生氏(情報通信審議会委員)、三上謙次氏(元主幹地区統括局長)、内村史郎氏(元日本郵便国際事業部専門役)を含む31名2団体が受賞し、同協会の田尻嗣夫会長から表彰状が贈られた。また、将来が期待される若手4名に「前島密賞奨励賞」が授与された。
 通信文化協会の斎尾親徳理事長は「度重なる災害やコロナ禍にあり、これまで以上に通信の役割が重要になってきた。今回、災害時の通信確保、脱炭素化社会の実現、シニア世代のデジタルリテラシー向上と、時代の要請にかなった功績が多いのも特徴。今後とも、前島密賞が情報通信、放送分野のさらなる発展に貢献できる〝共創プラットフォーム〟となるよう尽力していきたい」とあいさつした。

中西副大臣「郵便局活用で地域課題解決」


 中西祐介総務副大臣は「全国約2万4000の郵便局は国民の生活を守る地域の拠点として、その存在価値はますます高まっている。総務省として、郵便局と地方自治体等の公的地域基盤の連携を一層進めるため、郵便局等の公的地域基盤連携推進事業を実施していく。また、日本郵政グループの持つデータの可能性、社会的な有効活用や新たなビジネスの構築の促進に向けて検討を進めている。今後、郵便局の活用も含めた地方の課題解決のためのデジタル実装を進めてまいりたい」と祝辞を述べた。

(左から)福嶋浩之東京地方会会長、三上氏、鈴木章東京支社副支社長、枝村秋夫東京地方会専務理事

 
米山氏(左)と内村氏(右)