日本郵政G 2022年3月期第1四半期決算

2021.10.07

 日本郵政グループは8月11日、2022(令和4)年3月期第1四半期決算を発表した。

市場環境の回復により純利益倍増

 グループ連結の経常収益は2兆8640億円(前年同期比2.5%増)。経常利益は2884億円(同116.5%増)。純利益は1597億円(同102.7%増)と前年同期から倍増し、増収増益。日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命の利益がいずれも順調な滑り出しになったことを受け、グループ連結ベースの通期業績予想(当期純利益3400億円)の進捗率は47.0%となった。
 日本郵政の浅井智範常務執行役(経理・財務部長)は「前年同期の新型コロナウイルス感染拡大に伴う不安定化した金融市場からの回復により、業績は改善した。ただし、デルタ株の感染拡大等、先行きの不透明感も強く必ずしも楽観できる状況にないため、業績予想の修正は行わない」と語った。