2024（令和６）年３月期中間決算　かんぽ生命

　かんぽ生命の中間決算は減収増益。個人保険の新契約年換算保険料は452億円（前年同期比124億円増）と増加し、第三分野は53億円（同23億円増）と、新しい営業体制２年目で回復基調が続く。

連結業績予想進捗率（連結中間純利益）70.1％

　日本郵便への委託手数料は607億円（同87億円減）と減少した。新型コロナにかかる保険金支払の減少やキャピタル損益の改善等により、連結経常利益は993億円（同647億円増）と増加した。
　連結中間純利益は504億円（同21億円増）を計上。連結業績予想720億円に対する進捗率は70.1％となった。
　EV（エンベディッド・バリュー）は３兆5755億円（前期末比1117億円増）と増加した。2024年３月期の普通配当は変更なく１株当たり94円を予定。
　宮澤仁司常務執行役（写真）は「医療特約といった第三分野商品の販売量が増えたことによって、収益性の改善が進みつつある」と説明した。