ゆうちょ「金融教育」に新たな光

　ゆうちょ銀行は５月23日、高校生向けオリジナル新教材「未来のレッスン」の作成を発表した。昨年４月から高校で「金融教育」が義務化され、同時に成年年齢が18歳に引き下げられたことから、正しいお金の育て方や金融トラブルに巻き込まれずに豊かな人生を送れるよう、未来に羽ばたく若者たちを応援する。

高校生向け教材「未来のレッスン」作成

　昨年度から始まった新学習指導要領の家庭科等を踏まえた内容は①ライフプラン編②家計管理・資産運用編③金融トラブル編――の３編。①は、将来の夢をかなえるための貯金・資産運用・ローン等②では、上手な家計管理のコツや株式・投資信託・債券等③は、キャッシュレス決済の注意点や金融トラブルへの対応策などをそれぞれ学び、身に付けられる。
　　
　ゆうちょ銀行は2014（平成26）年度から、小・中学生を対象としたオリジナルテキストを作成し、全国各地で地元郵便局長と連携しながら〝出前授業〟を開催してきた。今後は小・中・高各世代でオリジナル教材を活用して、地域に根差したゆうちょらしい金融授業を展開する。