米郵政公社がEV導入を加速
2023.04.28
郵便配達のカーボンニュートラル化へ、米郵政公社(USPS)が電気自動車(EV)導入を加速させている。今年後半からフォード社のEV9250台を購入予定。12月までのEV購入予定台数を2倍以上にし、2028(令和10)年までに少なくとも6万6000台もの購入計画を掲げており、充電ステーションも1万4000台以上を発注する見込みだ。
2026年以降は全てEV購入
米議会は昨年8月、USPSのEVと充電インフラの購入のために、気候変動法案の一部として、30億㌦の予算を計上。ゲイリー・ピーターズ上院議員は「USPSが資金を活用して、より費用対効果が高くエネルギー効率の良いEVを迅速に導入した」と評価した。
USPSは26年以降に納入する全車両をEVにする予定で、エアバッグやエアコンを持たない30年前の配送トラックの多くが最新車両に置き換えられる。バイデン大統領が「クリーンエネルギー経済」を先導する中、USPSも車両のEV化に本腰を入れている。
(参考文献:https://www.reuters.com/markets/us/us-postal-service-plans-buy-9250-ev-ford-delivery-vehicles-2023-02-28/)