ゆうちょ銀行 2023(令和5)年3月期 中間決算
2022.12.16
ゆうちょ銀行の中間決算は減収減益。連結粗利益は5763億円(前年同期比1928億円減)を計上した。外貨調達コストの増加等もあり、資金利益(以下、単体)は4297億円(同2367億円減)。特に国際業務部門で外国証券利息が4428億円(同1302億円減)と減少した (写真は新村真常務執行役)。
通帳アプリ614万口座
役務取引等利益は742億円(同112億円増)と増加。内訳は、為替・決済関連手数料が464億円(同44億円増)、ATM関連手数料が166億円(同61億円増)で、投資信託関連手数料は61億円(同8億円減)。つみたてNISA稼働口座数は20万口座(3月末比3万口座増)と増加し、通帳アプリの登録口座数は614万口座(同132万口座増)と伸びを示した。
営業経費は、日本郵便への委託手数料が1742億円(前年同期比74億円減)と減少したこと等で4642億円(同350億円減)となった。連結業務純益(以下、連結)は1102億円(同1577億円減)、経常利益は2201億円(同1054億円減)となり、親会社株主純利益は1586億円 (同766億円減)となった。運用資産のうち、外国証券等の78兆3397億円(3月末比4兆2047億円増)は構成比35.1%と共に過去最高となった。
ゆうちょ銀行の新村真常務執行役は「日本郵便と一体でリスク・リターンが安定している投資信託商品を勧めている。お客さまの資産が増え、そこから得られる手数料を増やしていきたい考えだ 」と述べた。