日本郵便がUPUに拠出金

2022.08.25

 日本郵便は7月27日、万国郵便連合(UPU)からの要請に基づき、UPUが設置したウクライナの郵便セクター復旧を支援するための緊急連帯基金に約1400万円を拠出すると発表した。ウクライナの郵便機器配備や研修、専門家派遣などを使途とするもので、7月中に拠出した。

ウクライナ郵政を支援

 国際郵便は全世界の郵便事業体が郵便物を滞りなく配達することで成り立つものだが、ロシア侵攻によりウクライナ郵政が非常に打撃を受けているため、ネットワークがつながらず、日本からの国際郵便の配達も一部地域で欠けてしまうこともある。
 日本郵便国際事業部の内田和徳担当部長は、拠出金の意義について「世界全体の郵便ネットワークを維持する観点でUPUから呼びか掛けがあったと理解し、日本郵便も協力する」と述べた。
 UPUからの呼び掛けに対し、総務省も5月に緊急連帯基金に同額の約1400万円を拠出している。