棚橋防災大臣 横東配布の冊子称え、郵便局に期待

2021.10.17

 棚橋泰文防災大臣は10月1日の記者会見で、記者団の「3カ月間、防災担当大臣としての責務を振り返った所見を」との質問に対し、「7月に熱海で大変痛ましい土石流が伊豆山地域を中心に発生した。その後も大雨等が多発し、多くの方が亡くなっている。現場を確認する中で、災害対応にしっかりと緊張感を持つべき思いを強くした」と述べた。

身近な存在の郵便局の役割に期待

 郵湧新報の「横浜市神奈川区内の郵便局は毎年防災週間の来客者に、土砂災害ハザードマップや東京湾北部地震を想定した液状化マップなどをまとめた冊子『地域の安全安心活動セット』を配布しているが、地域防災力強化の観点での郵便局への期待を」には、「地域に根差す郵便局ならではの素晴らしい取り組みと考え、1セット頂いた」と冊子を記者団に披露した。
 その上で「こうしたものを郵便局で地域の方々に配布し、災害の未然防止や減災の観点における活動に心から敬意と御礼を表したい。日本郵便は指定公共機関に指定され、被災者の郵便手段の確保など防災上重要な役割を果たしている。地域をよく知り、住民に寄り添った身近な存在の郵便局が、意識向上や訓練等、地域防災力強化に向けたさらなる役割を期待したい」と感謝の意を表した。