インタビュー 鈴木一磨東海地方郵便局長会副会長(静岡県伊豆地区会会長/松崎)
2025.09.24
東海地方会(勝又一明全特会長/裾野岩波)の鈴木一磨新副会長(静岡県伊豆地区会/松崎)に地域活性化や人材育成などについて伺った。
変えるべきは大胆に、守りも大事
――副会長に就任されて半年がたちました。
鈴木副会長 無我夢中で走ってきた。この中で改めて実感したことは、「郵便局は地域に貢献していくことが何より大事だ」ということだ。
常に「地域に貢献しているか、住民に寄り添っているか」と自問自答を忘れてはいけない。
勝又一明全特会長がおっしゃるように、もう一度この原点に返って、地域貢献、地方創生の先頭に立つ郵便局を目指したい。どのようなことをすれば地域との絆を深めていけるかを考えながらやっていきたい。
――防災への郵便局の役割は。
鈴木副会長 東海地方は南海トラフ巨大地震や富士山の噴火が懸念される地域で、防災意識は高い。4年前の伊豆山土石流災害の時は、郵便局が食事に困っている住民に焼きそばを配ったり、住民の安否を確認したりした。
東海地方は山間部や海岸部が多く、震災時に大きな被害が予想されているので、東海地方郵便局長会としても防災士の資格取得をどんどん進めている。
また、会社が取り組む郵便局の空きスペースを活用した災害拠点づくりなどについて、自治地方公共団体とも連携して備えを進めていきたい。
――人材、後継者育成への取り組みは。
鈴木副会長 優秀な人材を確保するため、新しい社員の採用が重要。一方でエリマネ局は、女性社員の占める割合が高いので、局長へのハードルが高いと感じさせないよう、女性が活躍できる職場の環境づくりも大事だ。
そして、地域の課題にしっかり目を向け、地域に溶け込んだ局長を育てていきたい。
そのためには守るべきものは守り、変えるべきところは大胆に変えていくことも大事だと思う。