日本郵政G、石見銀山でNFT実証

2025.03.09

 日本郵政と日本郵便は1月9日、(一社)石見銀山みらいコンソーシアム、島根県大田市と、世界遺産・石見銀山エリアにおいて、NFTを活用した実証実験の開始を発表した。「ローカル共創イニシアティブ」の一環。昨年4月から同エリアに社員を派遣し、地域との連携を強化してきた。

郵便局ネットワーク活用で全国展開も

 実証実験の第1弾では、1月18・19の両日に広島市で開催された「しまねふるさとフェア2025」において、「石見銀山お招きNFT」を配布。第2弾として、3月中旬から石見銀山エリアでデジタルスタンプラリーを開始予定。NFT取得者には同エリアのイベント情報や施設割引などの特典が提供される。
 持ち主の情報や履歴が記録されるNFTの仕組みを活用して、観光客と地域との継続的な関係構築を目指す。
 実証結果を踏まえ、二拠点居住者の地域滞在証明や地域事業者との連携サービスの検証も進められる予定。将来的には日本郵政グループの各事業との連動や、郵便局ネットワークを活用した他地域への展開も目指す。