インタビュー 小西洋之参議院議員
2025.03.08
――郵政関連法の改正に向けた思いをお聞かせください。
小西議員 郵政事業を守り発展させるための抜本改革が必要だ。自民党と連携して、必ず必ず今国会で成立させるために、立憲民主党の中では奥野総一郎衆議院議員らと共に調整を一生懸命行い、柘植先生、長谷川先生を支えて頑張りたい。基本的な問題意識は自民党と整合している。
希望と夢と誇りを持てる郵政事業に
公的な支援措置については、例えば郵便事業にしても、郵便料金値上げの効果が1年しかなく、年賀郵便物数は前年比で34%減。郵便事業が直面している経営の構造問題に対処しうるような内容にするべきだし、検討事項にするとされている日本郵政グループの組織の在り方として3社体制についても、しっかり議論をしていかなくてはと思う。
――郵政事業の維持・発展のために必要なこととは。
小西議員 一つは手紙文化を若い世代に引き継ぎ、社会全体で振興するための仕組みが必要だ。局長の皆さん方が、すでに各学校で手紙の書き方体験授業を展開されているが、国としての制度的な根拠が必要と考える。
私が中心になって作った「いじめ防止対策推進法」の条文の中にも、心の通う対人交流の取り組みとして、「手紙」と記載してある。
もう一つは、自治体の事務に続くような公的な大きな事業についても考えていきたい。
現在、参議院の国土交通委員長を務めさせていただいている。郵政事業とも大変関係が深い。郵政事業を応援していきたいし、何より、そこで働く方たちが希望と夢と誇りを持てるような郵政事業にしていくことが我々郵政出身の議員の役割であり、使命だと思う。