管理員一括受け取り・戸別配達実証

2024.12.27

 日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便の3社が協力し、再配達率の削減と居住者の利便性向上を目指す「マンション内配送サービス」の実証実験を、大和ライフネクスト㈱(齋藤栄司社長)が11月11日から、東京都中央区の約200戸の分譲マンションで開始した(来年1月末まで予定)。

日本郵便×ヤマト運輸×佐川急便


 マンションの管理員が宅配会社から一括で荷物を受け取り、戸別配達を行う。来年度中の実装を目指す。開発中の専用アプリを使用して「宅配会社からの荷物の受け取り」と「居住者への荷物の配達」の記録を行う予定。
 25日の記者会見で、日本郵便の上田貴之郵便・物流事業統括部担当部長は「宅配会社にとっては時間帯の考慮なくお渡しできることはメリット。マンションごとの実施予定で、ロボットの併用も検討中」と展望を明かした。