インタビュー 荒木誠一郎九州地方会副会長(熊本県北部地区会会長/横島)

2024.10.25

 九州地方会(宮下民也会長/熊本西原)の荒木誠一郎副会長(熊本県北部地区会/横島)は新副会長として、九州地方会の柱となって局長会を支えている。地域を守ろうという熱い思いを伺った。

一局一局の地域密着こそ〝力〟

 ――局長会組織の原点とは。
 荒木副会長 組織の原点はやはり〝部会〟にある。部会長自らが責任を持って運営できるようにすることが重要であると考える。無論、地区会においては私が責任を持ってやることである。その中で一局一局の局長が一国一城の主。
 1年目の局長も変わらずに堂々と意見を言え、やるべきことをしっかりと取り組める組織をつくるべきだ。
 一人一人の局長が地域のために何をすればよいかを地域の方々と一緒に考え、行動することが郵便局ネットワークの維持につながる。

 ――熊本県南関町で九州初のクーリングシェルターが始まりましたね。
 荒木副会長 南関町と地元局長たちが常日頃さまざまな連携を取って〝信頼〟を築いていたことで実現できた。地域としっかり密着している。町長も郵便局を信頼してくれているから、いろいろなことができる。

 ――リアル×デジタルの方向性を。
 荒木副会長 デジタルは時代の流れだから、潮流に乗って前に進まなければならない。ただ、最後はフェース・トゥ・フェースだ。効率化が進み、人が少なくなる中で、郵便局の人がいる良さを生かせる場面はたくさんある。

 ――郵政民営化法の見直しは。
 荒木副会長 郵政民営化から丸17年。郵便局を中心とした体制にしなかったことが正しかったのかを、立場を超えて考えていただきたい。今のままではできることに限界があり過ぎる。変化が必要だ。
 民営化法改正はその最も大きな一つの手段になると思うし、次のステージに進むための第一歩と考える。